働きたい理由
先日、ショッピングモールに入っている大型スーパーに行って来ました。
面接のためです。
少し前からむしょうに働きたくなって私の年齢でも雇ってくれそうなパートの仕事を探していました。
見つけたのが『フラワーショップ』です。
花やさんで働いた経験はありませんが、花は好きだし、そこそこ知識もあるので募集を見た時はワクワクしました。
久しぶりに化粧をして、若づくりで来ました。
売り場を探すと結構な広さで、若い女性ばかりが4人、忙しそうに立ち働いていました。
スマホのチラシに、
「初心者さん 大歓迎!! ベテランの先輩が親切に指導します!」
と書いてあったので、そのベテランらしき人を探したのですが見当たりません。
しばらく中の様子をうかがいましたが、どうも年配の私などが雇ってもらえるお店ではなさそうです。
引き返しました。
並びの青果店とパン屋さんも覗きましたが、どちらも私のようなシニアは働いていません。
東京のスーパーでは、私の年齢は普通に働いていたと思うのですが、この地では違うのでしょうか?
コロナの影響で故郷にリターンする若者が増えているそうですが、そのせいもあるのでしょうか?
あきらめてバスで帰りました。
家に着くと、母が仏頂面でテレビを見ていました。
私が働きたがっているのが気にいらないのです。
自分の面倒だけをみて欲しいようで、
「今まで働いたんだからのんびりすればいいでしょう。貧乏性なんだから」
と非難します。
確かに貧乏性なところはありますがでも働きたい理由はそれだけではありません。
今の住居に移ってからは話す人が限定され、ケアマネージャーだったり、母の友人だったり、畑の作業中に声をかけてくれるご近所さんばかりです。
日中忙しくしている時はそうでもないのですが、夜一人になるとさみしさに押し潰されそうになります。
誰かと話したくてたまらなくなります。
パートの仕事で時給を稼ぎながら、同い年くらいのおばさんと友達になって世間話やグチを言い合いたい。
一石二鳥を望んだのですが甘かったようです。
ガラリと環境が変わってから5ヶ月ちょっとになりますが、こうも孤独感に襲われるとは想定外でした。