elderlyママのぼやき

元銀座のママです。長年続けてきたナイトクラブを令和2年4月3日に閉店しました。以降、地方に暮らしながら農作業と母親の介護に励んでいます。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

誰のために何のために

今書いているこのブログは母親のために始めました。 店をオープンしたのは1985年(昭和61年)の3月3日ですが、その時母は店を見に来ませんでした。 同居していたのですが何かとぶつかり、うまくいっていなかったので来づらかったのだと思います。 私も積極的に…

ママたちの副業

妹分のママがいます。 なかなかのやり手で当店の倍ほどの高級クラブを経営しています。 去年の2月、副業で寿司やを始めたのですが、一年を待たずしてもう閉めるそうです。 うまく行かなかったということです。「でもどうして寿司やを始めたの? 今のクラブを…

女の客引き

店の前に立っていると、「今日もダメだわねぇ。歩いてるのは中国人ばかりで…」 ぶつくさ言いながら派手な着物を着た、初老の女性が寄って来ました。 彼女は清乃と言って、女だてらに客引きをしています。 ホステス時代の大先輩です。 彼女は店を持つことなく…

きゅうくつなポジション

お客様のMさんがご昇進されたのは昨年の秋です。 それまでの資材部長から常勤監査役への異動で、大抜擢だったそうです。 監査とは、会社が健全に経営されているか、不正がないかをチェックする部門なので、当然ご自身も清廉であらねばなりません。 それまで…

チーフたちのリストラ

銀座の街から男性スタッフが減っています。 ことカウンターチーフが顕著です。 景気が悪化する中で、戦力であるホステスを削るわけにはいかず、女性で代用のきくチーフが犠牲にされているのです。 先週、知り合いのマスターから電話があり、「ママの店でチー…

ご祝儀はずみます!

当店のS子が結婚するそうで、報告をもらいました。 お相手はテレビ局にお勤めのサラリーマンで、二年お付き合いしてのゴールインだそうです。 彼女の結婚報告で何が嬉しかったかと言いますと、「ママ、これ」 と結婚式の招待状を渡されたことです。「必ず出…

高額な飲食代

夜の銀座には常軌を逸しているとしか思えない、高額な飲食代を請求するお店があります。 一流クラブとか高級クラブとか呼ばれる類の店ですが、同業者の私からしても呆れ返ることしばしばです。 いつでしたか、『かりそめ天国』というテレビ番組で、ピン芸人…