スピリチュアルを信じます
時々、目に見えない何かに守られている感じがします。
例えばこうしたことがありました。
当店はテナントビルの地下一階に入居しているのですがある時、頭上に店舗を構えていた『稲庭うどん屋さん』の厨房の水道管が破裂して水害をこうむりました。
天井の一面から水滴がしたたり落ちて、店内のソファや絨毯がグッショリ濡れ、営業ができなくなりました。
後日、保険会社の社員がやって来て、内装一式を張り替えてくれることになりました。
営業が出来なかった2日分の売り上げも色をつけて保証してくれることになりました。
稲庭うどん屋のご主人やビルのオーナーには、
「申し訳ありませんでした」
と頭を下げられましたが、内心ではこの水害に大感謝でした。
ちょうどこの頃、ソファや絨毯などの傷みがひどく、張り替えを余儀なくされていたのですが、かかる費用に頭を悩ませていたからです。
ほどなくして、ガタが来ていた室内のエアコンも、
「これまでのビル管理タイプをテナント管理タイプに切り替えるので、新しいエアコンをお配りします」
と、ビルのオーナーさんから新品を無料でちょうだいしました。
集金に来てくれるおしぼり屋のおばさんに、
「この店、守られてるね。『いい気』が流れてる」
と言ってもらったことがあります。
「カウンターの中で、おじいさんがニコニコ笑っている」
とおっしゃったお客様もいました。
霊の見える方だったようです。
そしていつだったかの12月27日、その年の最終営業日でしたが、女性たちを帰してカウンターで一人飲んでいると、
♪ぴ~ひゃら、ぴ~ひゃら~♪
お囃子の笛らしきものが天井から流れてきました。
ぞわっとして怖くなり、慌てて帰ったのですが、後になってあれは、
「一年間、お疲れ様さまでした」
と目に見えない何かが私を慰労してくれたのではなかったかと考えたりしました。
プライベートでもありがたいことは数々起こりました。
足腰がめっきり弱った母のために運動の出来る施設を探していると、近所に老人専用の体操教室が出来たり、自宅の隣にセブンイレブンが建ったりしました。
おかげで母は、押し車を使って買い物に行けるようになりました。
こうしたことはただの偶然かもしれませんが私はスピリチュアルなるものに助けていただいていると感謝しています。